top of page

西岡良弘

月あかりを浴びた玄界灘をぬけて衣千山に小次郎窯を訪ねた。

時を経た山河が深く沈み滲み出る渋い華やぎが艶をそえる。

西岡良弘氏のやきものには泰然とした唐津の風土が色濃く宿っている。

古きを写して現在を活きる氏の作品ではあるが瓢として磊落なその“間”見逃す訳にはいかない。

花を挿して、茶を喫して、料理を盛りつけて初めて完結する用の美。

 遠い昔に窯を築いた名もなき陶工たちは

小さな灯のゆらめきの中で、何を語らっていただろうか―

 

1993年2月

​阿曾美術

〒104-0061

東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング5階

Tel&Fax : 03-3564-2209

Mail : asobi-jyutsu.923@ae.wakwak.com

about_map_edited.jpg

東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」

―C8出口より徒歩1分

・エスカレーターをご利用のお客様B8出口より徒歩3分

・エレベーターをご利用のお客様B2出口より徒歩5分

東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」―5番出口より徒歩7分

JR「有楽町駅」―中央口・銀座口より徒歩7分

阿曾美術 

bottom of page